元公務員視点での公務員イメージ1問1答(メリット編)

公務員

皆さんは「公務員」という職業にどのようなイメージを持っているでしょうか。

現在はエンジニアとして働いている私ですが、以前は公務員として従事していました。

実際に働いていく中で感じたのは、
入庁する前後で、周りのイメージと現場で結構大きな差があるということでした。

ということで、今回は自分が経験した「公務員」という職業に関して、
私の実体験をもとに、イメージと現実でどれほど差があるのかについて話したいと思います。

ちなみに結構なボリュームだったので、
メリット編・デメリット編の2本立てで構成したいと思っています。


◆いったん前置き

今回の記事の「公務員」というのは、自分が経験した「地方公務員」を前提とします。
「国家公務員」とは枠組みが異なり、実態もひとくくりにはできないため注意してください。

また、地方公務員といっても各都道府県・市町村で異なる部分もあるかもしれないため、
こういう感想もあるんだな、くらいで参考にしてもらえれば幸いです。


◆メリット編

自分以外の視点も取り入れたく、WEB上からもいろんな評判を引っ張らせてもらいました。

では早速いってみましょう!


①収入が安定している!
②ボーナスがしっかりもらえる!
③定時上りでプライベートが充実する!
④福利厚生が充実している!
⑤社会的信用がある!
⑥クビにならない!
⑦定年まで働ける!
⑧いろんな仕事を経験できる!
⑨退職金がある!
⑩遠方への転勤がない!
⑪ノルマがない!
⑫人と社会のために働けるやりがいを感じれる!


…と、思いのほか多かったので、要点を抑えながらサクサクと解説していこうと思います!


①収入が安定している!

YES、これは確かに安定してます。
給与テーブルで決まった金額が支給されるし、
民間企業のような業績によるボーナスカットのような事案もそうないからです。

ただ、安定は安定でも「低いところで安定」してる感は否めません

私が新卒2年目くらいの時に「低所得者向け給付金」の支給がありましたが、
当時、まさかの自分も対象者になっていたのは覚えています。

当時は何とも言えない気持ちになりましたが、
長く勤めさえすればほぼ確実に昇給するので正しいと言えると思います。


②ボーナスがしっかりもらえる!

これもYESで、前述のとおりでちゃんともらうことができます。
地方の役所でも4カ月分以上支給の自治体は多かったですが、今考えるとすごいことだなと。

夏支給は6月末、冬支給は12月末となっており、
新卒の場合で迎える初回のボーナスも4月1日からの月割りでしっかり出してもらえます。


③定時上りでプライベートが充実する!

うーん…。これは、完全に部署に依存すると思ってもらいたいです。

年がら年中定時上りの部署もあれば、まったく逆の部署もあります

結構、組織の中枢みたいな課(総務・財政・企画)や、
技術系の課(建築・農林水産・道路)はたしか残業多い傾向があったように思います。
(もちろんそれ以外の部署でも十分あり得る)


④福利厚生が充実している!

これはYES、とても充実していると言えます。

共済保険や扶養手当、住宅手当、健康診断など、
入庁時に申請をすることでそれ以降ずっと恩恵にあずかることができます。

また有給休暇も年間付与20日・最大保持40日だったように記憶しています。
これは各自治体の就業規則を確認するようにしてください!

充実はしているものの、それを最大限生かすことができているかは
また別問題であることを添えておきたいと思います…。

保持した有給がカンストして、毎年丸ごと消失してる人が多かったように思うので、
そうはならないように対策するようにしてほしいと思います。


⑤社会的信用がある!

自信をもってYESです。

皮肉なことに、この社会的信用が絶対的であったがために、
私は20歳の時に住宅購入の資金融資を受けるに至っております…。

詳細はまた別の記事で残そうと思っております。

とんでもなく無理なローンでない限りはほとんど問題なく通りますし、
役所という組織に属していることで金利優遇があったりします

これをろうきん(全国労働金庫協会)などの「40年ローン」と組み合わせれば、
借入が大きくとも月の返済額を非常に低く抑えることができます

(今もその制度があるかはわからないので各々の自治体で確認いただければ)

ただこのような待遇に甘えてしまうのか、
公務員には借金だらけな人も良く見かけるので、どうか皆さんご注意を。


⑥クビにならない!

なんともいえないですが、これも間違いなくYESです。

そもそも日本は解雇のハードルが民間でも十分に高いため、
天と地との差ということはないと思いますが、確かにクビになる恐怖と戦う機会は少ない

まあそれだけにあぐらをかいてしまう人が多いのも事実で…。

明確に規定されているものに引っかかってしまうと一発でアウトなのは変わらないので、
そこはしっかりと理解してほしいです。


⑦定年まで働ける!

これもYESで、心配ないと思う。

自分の意志さえあれば60歳まで働けますし、
定年を迎えても「再任用職員」として65歳まで働いたりしています。

さらには公務員定年を65歳に引き上げる法案が可決され、
国家公務員は段階的に引き上げのスケジュールが引かれています

地方公務員も基本的には倣う形にはなると思いますが、
各自治体の条例等も関わってくるので、気になる人は実際に調べてみてください。

65歳が定年になったら、70まで再任用で…みたいな話も十分にあり得る話ですね。

管理人
管理人

いや70まで働きたくはないなぁ…というのが私の正直な感想(笑)


⑧いろんな仕事を経験できる!

これもYESです。

むしろ「同じ仕事を留めてはくれない」といったほうが正しいです

人によってばらつきはあるものの、2~3年ほどで異動はあるし、
異動先に加味される材料として、これまでの経験が加味されることはあまりないように思います

まったくの畑違いというやつです。

それに加え、住民のニーズというのは日々増えており、覚えることはてんこ盛り。

年に1回「異動希望調書」を記入するよう言われるのですが、
やりたい仕事をアピールする機会はこの調書だけに等しいのでしっかり記入しておきたいです

管理人
管理人

ただし、これが必ず通るわけではない。悪しからず。


⑨退職金がしっかり出る!

これもYES。

ただこちら現在進行形で減額が進んでいるらしいです。

しかし、元々の額が大きいので、減額があったとしても相当な額が入ることは間違いなさそう。

ここは公務員の風当たりが強い要因だと実感していますが、
現代のような高年齢化社会で、老後を心配する人が増えてる中で
よりバッシングの対象になってしまわないかは心配。

話がそれてしまいましたが、
自分が在職中に聞いた話では「2000万円」ほど出たということでした。

余計な話にはなるが、地方では役所のお偉いさんは大体顔が知れてしまっているため、
退職した途端に、投資の勧誘もいろいろあるんだとか。

うーん大変。


⑩遠方への転勤がない

これは地方公務員の中でも、
「市町村役場職員」「都道府県庁職員」どちらかによって大きく異なります。

市町村職員はもちろんその市町村内、都道府県職員はもその都道府県内となるため、
必然的に都道府県職員の方のほうが転勤による場所の振れ幅というのは大きいわけです。

一つ注意は、例えば離島などがある自治体だと、
その島も転勤対象の可能性がある
のでのここは気を付けるポイント。

管理人
管理人

東京支所みたいなものもあったりするので、嬉しい人には嬉しいかも?

全国転勤が割と当たり前な民間に比べればどうってことはないのかもしれませんが、
あまり安心しすぎると前述したような見落としがあることがあるのでしっかりと精査してほしい。


⑪ノルマがない!

YESではあるが…という感じ。(笑)

日々ガツガツと追われる売上ノルマのようなものははなくとも、
目標・締切りはしっかり設けられる
ことは忘れないでほしいです。

楽かといえばそうでもなく、部署によってはノルマ以上に温度感の高い
「住民苦情」が山のように来るところもあります

あまり手放しに希望を持ちすぎると想像と違うかもしれません。


⑫人と社会のために働けるやりがいを感じられる!

これは人によりけりという感じです。

やりがいをどこに持つかによって大きくモチベは変わってくると思います。

もし人からの感謝をやりがいとしている方の場合

基本的に公務というのは華々しいものではなく、「あって当たり前」のサービスという認識
そのため、あまり感謝されることが少ないというのは実際体験しています

仕事内容をやりがいとしている方の場合

前述のとおり、同じ仕事をずっとやり続けることは基本出来ないので、
特定の職務へのモチベではなく、どんな仕事に対してもやりがいを見出せる方であれば
心配はいらない
かなという印象です。

どんな部署であっても、自治体運営に必要な仕事を担っているという点は変わらないので、
自分の仕事が地域の役にたっているんだ!としっかり自信を持ってほしいと思います!


と、いったんメリットを駆け足で説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

もしこの中にない項目で気になる内容があれば教えてとほしいと思います!

メリットを過剰に捉えてしまったがために、
入庁後に現実を知ってモチベ低下する人も少なからずいたので、どうか注意してほしいです

可能なら実際に働いている人に内情を聞くのが一番ではありますが、
もしそういった人が周りにいないという方はこの記事を参考程度にしてもらえると嬉しいです。

引き続きデメリット編は次回の記事にて!

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