元公務員視点での公務員イメージ1問1答(デメリット編)

公務員

皆さんは「公務員」という職業にどのようなイメージを持っているでしょうか。

前回の記事では、公務員イメージのメリット部分についての1問1答を記事にしたので、
今回はデメリット編をまとめていきたいと思います。


あらためて前置き

今回の記事の「公務員」というのは、自分が経験した「地方公務員」を前提とします。
「国家公務員」とは枠組みが異なるので、実態もひとくくりにはできないため注意してください。

また、地方公務員という枠組みのなかでも、各都道府県・市町村で異なる部分もあります。
こういう感想もあるんだな、くらいで参考にしてもらえれば幸いです。


◆デメリット編

メリット編と同様にサクサク紹介できればと思っているので、早速行ってみましょう!


①昇給スピードが遅い
②若いうちは給与が低い
③副業できない
④成果に連動した大きな昇給がない
⑤業務のやり方が頻繁に変わる
⑥頻繁な異動でスキルが身につかない
⑦サービス残業が多い
⑧クレームが多い
⑨率先した地域行事への参加
⑩災害時は出動
⑪仕事のやり方が非効率


①昇給スピードが遅い

これは比較が難しいですが、遅いように感じる人は多いです。
実際、私も遅いと感じていました。

だが、民間も経験したうえで振り返ると、単純比較ができず何とも言えない感じ。

なぜなら民間でも様々で、昇給がままならない会社もあれば、
成果主義でゴリゴリ昇給される会社もあるからです。

昇給は年1回で、実際の金額はというと3,000円~5,000円くらい。

ただよほどのことがない限り、「昇給なし」ということはないと思うので、
それだけでもご時世的には有難いのかもしれないです。


②若いうちは給与が低い

これはYESです。
将来的な昇給がある程度保証されているからこそかも…とは感じます。

若いうちの収入としては、ボーナスを加えてようやく見れた金額になるという印象で、
実際に自分が高卒新卒の時は額面14~15万くらいでした。

手取りが20万超えるのはいつだろう…と試算したことがありますが、
たしか30代に差し掛かってからだったようにように記憶しています。

管理人
管理人

道が…長すぎる…。

住宅手当などもあるため、これに該当する人は金額がまた違ってくると思います。
ただ、手当は必ずしも保証されているわけではないため、廃止の可能性大アリ。

あまりアテにしすぎずに、この辺考慮に含めたうえで生活費はやりくりしましょう。


③副業ができない

「基本的には」できないとされています。

「職務専念義務」が地方公務員法に明記されていて、一般的な副業は禁止されています

一部「不動産・株式・FX・執筆・家業手伝い」等はOKとされているものもありますが、
これもいろいろ条件があったりするのでしっかり調べて行うほうが吉

懲戒免職なんてなったらすべてがおじゃんになってしまうので、慎重に行動しましょう。


④成果に連動した大きな昇給がない

これもYESかと思います。
成果は大きく反映されることはありません。

毎年の評価材料としては意味があるのかもしれないですが、
給与テーブル既定の昇給幅を超えてくるようなことはありません。

あくまで入庁時の号給をベースとして、
勤続年数に伴い加算されていくことで給与が上がっていく仕組みなので、
昇給・ボーナス上乗せみたいなことはありませんね。

こういった背景もあってか、
抜群の実績ほどほどに業務をこなすのが最適解という人が増えてくるのかも…。


⑤業務のやり方が頻繁に変わる

これは部署によります。

公務員はすべて法律に基づいて業務を行っているので、
法律や制度の改正が行われるとそれに準じなければいけません。

これまで行ってきた業務フローがごろっと変わってしまうものも中にはあるかも。

「決まった業務を繰り返しやるだけだ~」
なんて思っているととんだサプライズもあるということですね。

まあ基本的には、前代踏襲的な仕事の進め方だと思ってもらっていいかなと。


⑥頻繁な異動でスキルが身につかない

これは悲しいけどYESです。

決して全く身につかないということはないですが、
「広く浅く」にならざるを得ないといった感じ。

だいたい地方公務員には事務職と専門職があります。

専門職はその名の通り、身に着けている技術をずっと生かしながら職務に当たり、
事務職は約2~3年に1度人事異動がある感じです。

そして次の部署も、別に現在の部署と関連があるとは限らないので、
仕事の習熟度はリセットされてしまうことも然り。
(業務フローや決裁などの共通お作法は変わらないので、その部分は生かせるかも)

事務職で特定業務のプロフェッショナルになりたい!という人は、
そもそもの組織としての仕組みが合っていないかもしれないので要注意です。


⑦サービス残業が多い

YESの部分があるのが現実です。

部署によるけど、ひどいところになると、
「残業1~2時間程度なら時間外付けないのが普通だよね」、みたいな空気すらあることも。

部署全体がそういった慣習になっている中で、
新人職員が新しい風など吹かせるのはまあ難しいです。

人件費も税金のため、上長としても渋る気持ちはわかるけど、
しっかり働いている人の対価は出してほしい
と感じます。


⑧クレームが多い

これは迷いなくYESです。

私自身がかつて住民の困り事やトラブルを扱っていた部署に配属されていたのもありますが、
そうでなくてもクレーム自体はとても多い印象。

公務員は「全体の奉仕者」という表現をされるが、これがなんか湾曲した解釈をされることで、
「俺らの言うことを聞いてナンボだろ?」というマインドとなってしまう方が一定数います。

「本来、全体奉仕のために使うべき時間を
個人の機嫌取りのために割いてしまうのでは定義から外れてしまうんです…。」

なんて話をしても始まらないので、
無茶な要求や期日を妥協案をもってして話し合いを重ねるのが対応の基本

「住民から感謝される仕事がしたい!」と感謝ありきを期待している人は、
このようなクレームだらけの部署に行くと元気がなくなってくるかも。


⑨率先した地域行事への参加

これもYESです。

入庁して初めて意識するが、自治体主催のイベントというのは非常に多いです。
もちろんその度に人員を必要とするわけで。

そんな中で、主催者側からして一番声をかけやすいのは同僚だということも覚えていて下さい。
(何より同僚も「全体の奉仕者」だから…)

内容としては、スポーツイベント、祭り、清掃活動、講演会開催など多岐に渡り、
休日開催のものもあるのでここは心構えだけは持っておきたいですね。


⑩災害時は出動

家族がいる方にはきついかもしれないけど、YESです。

くどいようですが、公務員は「全体の奉仕者」なので、
未曽有の事態があれば、家族より自治体の運営に力を注ぐべき位置づけになります。

もちろんこれに専門職・事務職は関係ありません。

消防や警察と連携しながら、自治体職員全体で対応することになり、
業務内容は、通常とはまた異なる緊急対応用のタスクを各々割り振られます。


⑪仕事のやり方が非効率

これもYESと言っていいです。

具体的に上げると、
「会議は必ず紙書類」「決裁は紙媒体で印鑑を押して回す」「FAXの利用が未だにある」
その他諸々。

少なからずIT化の流れは来ており、一部のものは順次解消されているのかもしれないですが、
非効率な進め方というのはある程度存在するというのは理解してほしいです。
(古い体質の民間にも言えるので、公務員に限った話ではないかも)

「公的な情報をできるだけ外部の会社製品で扱わないようにしたい…」
という意図があるのかは定かではないですが、
それを言ってしまうと、「全PCに導入されてるマ〇クロ〇フトはどうなんだ」
という話は置いておきましょう…。


お疲れさまでした!
前回に引き続きデメリット編をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。

今回の記事が、地方公務員という職業の解像度を少しでも高められたのであれば嬉しいです。

賞賛されたり批判されたりと忙しい公務員という職ですが、
メリットばかりでなく、デメリットもしっかり理解したうえで挑戦していただければ何よりです。

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